岩国市ミクロ生物館

ミクロ生物探検

ツノケイソウ(Chaetoceros)属

珪藻類 (けいそうるい)/生息場所:海の中/特徴:単細胞生物 、群体をつくる 、とげをもつ

黄褐色の葉緑体をもち、光合成をして栄養をつくる。
細胞はケイ酸質の殻でおおわれている。
細胞は連なって群体をつくり、一つ一つの細胞の四隅から太いトゲ(刺毛)が伸びているのが特徴。


写真
写真
Chaetoceros lorenzianum
細胞の幅:0.01〜0.08mm
暖海域、とくに内湾に多く分布する。

シダレツノケイソウ
Chaetoceros coarctatum
細胞の幅:約0.03mm
暖海性、日本近海に広く分布する。
先端が大きく曲がったトゲをもつ。
細胞に多数のツリガネムシが付着していることが多い。
由宇の海では8月の終わりから10月によく見られる。

※淡水産の種類もある。ここに示した写真は海産種のみ。

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