岩国市ミクロ生物館

ミクロ生物探検

ヘテロシグマ(Heterosigma)属

ラフィド藻類(らふぃどそうるい)/生息場所:海の中/特徴:単細胞生物 、動く 、べん毛をもつ 、泳ぐ

写真アカシオヒゲムシ
Heterosigma akashiwo
大きさ:0.008〜0.025mm×0.006〜0.015mm


だ円形でやや平べったい形をしている。
褐色の葉緑体をもち、光合成をして栄養をつくる。
細胞の中央よりやや前方にあるへこんだ部分から長さの異なる2本のべん毛が出ており、これらを動かして泳ぐ。
べん毛の1本は前方へ伸び、もう1本は後方へ引きずるようにして伸びている。
沿岸域で梅雨時期を中心に赤潮を形成することが多く、養殖魚類のへい死を引き起こすことがある。
昼間は表層に、夜間は底層に集まる習性がある。


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2005年6月、潮風公園のビーチに発生したアカシオヒゲムシの赤潮。
同左。

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@【1日目、11:30】
アカシオヒゲムシの赤潮をボトルに採集し、室内で2時間静置した後の様子。
表層にアカシオヒゲムシが密集し、褐色の層ができた。

A【1日目、16:10】
アカシオヒゲムシの層が少しずつ底へ沈んでいく。

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B【1日目、19:45】
アカシオヒゲムシが底に集積した。上層にはほとんど見られない。

C【2日目、11:45】
一晩明けて、アカシオヒゲムシは再び上層に集まり、褐色の層ができた。

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