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岩国市ミクロ生物館
ミクロ生物探検
ゾウリムシ(Paramecium)属
繊毛虫類 (せんもうちゅうるい)/生息場所:田んぼ 、池の中/特徴:単細胞生物 、動く 、せん毛をもつ 、泳ぐ
細胞は少しねじれたラグビーボールのような形をしている。
表面には数千〜1万本の繊毛が生えており、これを動かして水流を作ることにより、自由自在に水中を泳ぎまわることができる。
遊泳速度は、ゾウリムシの場合、時速7メートル程度である。
これは、人の大きさに換算すると、100メートルを1分弱で泳ぐ計算になる(オリンピック選手並み)。
また、トリコシストと呼ばれる筒状の細胞内小器官を細胞外に放出することで、捕食性の原生生物からの攻撃に対する防御を行う。
Paramecium aurelia(ヒメゾウリムシ)
細胞の大きさ:0.14 mm
この写真は走査型電子顕微鏡によって撮影されたものである。
中央の少しへこんだように見える部分が口(細胞口)であり、繊毛が密生している。
口の周りの繊毛を動かして水流を作りだし、周囲の生物をかき集めている。
(Photo: Toshinobu Suzaki)
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