岩国市ミクロ生物館

ミクロ生物探検

カンムリムシ(Dinophysis)属

渦鞭毛藻類 (うずべんもうそうるい)/生息場所:海の中/特徴:単細胞生物 、動く 、べん毛をもつ

細胞の上部を一周する2枚の“ろうと”状の部分(「環状翼」)の間と背びれのような部分(縦溝翼)にそって溝がある。
この溝に横べん毛と縦べん毛があり、これらを動かして泳ぐ。


写真カンムリムシ
Dinophysis acuminata
細胞の長さ:約0.04mm、幅:約0.03mm
特に2月から6月にかけて出現。
ゲリ性の貝毒(食中毒)をひきおこす
毒成分をつくると考えられている。


写真オナガカンムリムシ
Dinophysis caudata
細胞の長さ:0.07〜0.17mm
温帯から熱帯域に分布する。
左の写真は、分裂直後で2つの細胞がくっついている状態。


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