ミクロ生物館ニュース
3/17〜3/18「青少年サイエンスセミナー2018春」を実施しました。
1日目の講義は小・中学生を主に対象とした内容で「ゾウリムシのゾンビを作ろう」と題して、「繊毛虫の学習・ゾウリムシの観察・細胞モデル作り・核の染色・繊毛運動の観察」を実習しました。少し難しい部分もあったようですが、科学大好きな皆さんには興味津々な内容で、楽しかったようです。2日目は山口大学の藤島先生による「ゾウリムシを用いて細胞内共生のしくみを解明する」という内容の講演で「ゾウリムシの細胞の特徴・ゾウリムシの系統保存・細胞内共生は真核細胞の進化と原動力・ゾウリムシを使用した細胞内共生の研究最前線」などゾウリムシについてとても興味深い講義と、広島大学の小原先生による「海ってどんなところ?」「海の生産を支えるミクロ生物たちについてしろう！」の講義と助手の学生さんたちによる「海に調査に出かけよう！」「海のミクロ生物を観察しよう！」「海の生産者“ケイ藻類”の永久プレパラートを作ろう！」の実習も行われました。また、「大学って?」「研究室って?」「大学生の先輩ってどんな研究をしているの?」など大学について語って下さいました。話を聞いた参加者から「漠然としていた大学がどんなものなのかわかって面白かった。」という感想が聞かれました。2日目の講義は中・高校生対象の内容で参加者50名の予定でしたが、参加希望者数が最終的には87名となり、セミナー開催会場を由宇中学校ミーティングルームから由宇文化会館3階に移行しました。このように大きな会場でのセミナーは初めてでしたが、多くの皆様に対応できるセミナーが開催されたことを嬉しく思いました。まだまだ改良すべき点は多々ありますが、多くの方々が楽しみにされるセミナーを目指して今後も充実した内容を企画したいと思います。