ミクロ生物館ニュース
1月7日(日) 安田女子中学校にて出前授業を実施しました。
「プランクトンの研究」に取り組んでいる自然科学探究コース中学校1年生44名の生徒さんを対象に「ゾウリムシ」についての講義を行いました。ゾウリムシがたった1つの細胞で過酷な環境下でも生きられる理由について顕微鏡観察や簡単な生理学実験を通じて解明しました。遊泳するゾウリムシを顕微鏡で遊泳速度や色、大きさを確認し、ニッケル麻酔による遊泳抑制と収縮胞の観察を顕微鏡で行い、核の染色と観察・電気走性実験などで、ゾウリムシの秘密について学びました。ゾウリムシの親戚たちについても学びましたが、私たちよりもはるかに小さなゾウリムシやそのなかまたちが、たった1つの細胞で、私たちにも負けないくらいに複雑な生きかたをしていることをわかって頂きました。小さいからといって、決して単純ではないことをしっかり覚えていてくださいね。