ミクロ生物館ニュース
9月18日(月・祝) 青少年サイエンスセミナー2017を実施しました。
9月17日(日)・18日(月・祝)の両日に実施予定だったセミナーですが、17日(日)は台風がひどくやむなく中止となってしまいました。講演「ゾウリムシを用いて細胞内共生のしくみを解明する」、講義・実習「寄生する生き物・寄生虫ってなにもの?」と面白そうなセミナーを準備していました。講師の先生方も、参加予定の皆さんもとても残念がっていましたが、自然の驚異には勝てません。次回の機会に期待することとなりました。18日は天気も治まり実施することができました。午前は「岩国市文化財保護課」のご協力で「オオサンショウウオのひみつ」と題して学びました。オオサンショウウオは特別天然記念物になっていて、さわったり、つかまえたりしてはいけないことを知っていましたか。オオサンショウウオは「両生類」といって、カエルやイモリの仲間です。世界のオオサンショウウオの仲間は、日本と中国、アメリカにしか住んでいません。非常に希少な生き物です。希少な生き物の大切さも学べ、参加者の皆さんもオオサンショウウオにくぎ付けの講義でした。また、広瀬分校総合文化部のご協力で、人形劇「オオサンショウウオとの出会い」を観劇することもできました。午後は「なぎさ水族館」のご協力で「お魚の実験教室」を行いました。とてもユニークなテキストをもとに、魚のひれやうろこ、内臓などを実際に解剖しながら学びました。子ども達はときに悲鳴をあげながらも、楽しく学べたようです。世界で活躍する研究者による「体感型」の科学講座で、地域の次代を担う子供達に最新の科学とふれあう機会を提供し、科学に対する興味・関心の育成に寄与する講座を続けていきたいと思います。