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岩国市ミクロ生物館
岩国市ミクロ生物館 メールマガジンバックナンバー
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このメールは、過去にミクロ生物館の行事に参加された皆様、およびミクロ生物館
からの情報配信を希望された皆様にお送りしています。
各種お問い合わせ、配信停止についてはこのメールの後方をご覧ください。
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■━━━━━━━━━ 岩国市立由宇ミクロ生物館ニュース ━━━━━━━━━■
--- 第６号 ---
* * * * * * * * * * ミクロの世界にようこそ！ * * * * * * * * * *
“本メールマガジンはミクロ生物好きな方のネットワークづくりをサポートすることを目的
として発刊されました。ここでしか得られない特別な情報など、特典盛りだくさんで毎月
26日（26日が火曜日の場合は27日）に配信いたします。ぜひご活用ください！”
<目次>
☆ ミクロ生物スペシャルコラムコーナー
第三回 “時間がわかるゾウリムシ” 茨城大学理学部教授 三輪 五十二
１】 7月のミクロ生物館体験教室開催日のお知らせ
２】 ミクロ生物館アシスタント（パート職員）をご紹介ください
３】 ミクロ生物クラブの先陣をきって赤潮プランクトンマップをつくる会が間もなく
スタート！
◎ 編集後記
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ミクロ生物スペシャルコラムコーナー
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***** 時間がわかるゾウリムシ *****
三輪 五十二 （MIWA Isoji） 茨城大学理学部教授
子供のころ遠足に行く日の朝は、目覚ましがなくても起きようと思った時刻に目が覚め
て不思議に思ったことがある。興奮していたせいもあるが何か寝ている間も時間を計って
いるように感じられた。日常の生活においては、外の明るさから大体何時ごろかを知る
ことができるし、腹時計により食事の時間も予想される。時間はわれわれ人間にとって
は当然普遍的に備わっている感覚である。実際の時計を見ればより正確な時間を知る
ことができる。むしろ現代人はそのような時間に追われて生活をしているようである。
どこか南の島で時間から開放されてのんびりしたいものである。しかし、そうはいかない
のである。私たちの血圧や脈拍はいやおうなしに上がったり下がったりして体が自然と
約24時間のリズムを打っているのである。体の中にもうひとつの時計があってわれわれ
の生活はその時計によっても支配されているのである。これは、私たちが海外旅行を
したとき、特にアメリカに行ったときに経験することですが、現地の時計の時刻と自分の
時計とがずれることによって起こる時差ぼけからも体内時計の存在を実感することが
できるでしょう。現在ではこのような時計はバクテリアから人間までほとんどすべての
地球上の生物に存在していることがわかっています。「ミクロ生物館」にいる小さな
生き物もきっと持っているはずです。
ゾウリムシの仲間でクロレラを細胞内に共生しているミドリゾウリムシの接合や集光性
は昼間よく見られますが夜間はあまり見られません。しかし、いつも明るい状態にして
おくと、ある時間帯はよく接合するが別の時間帯ではほとんど接合をしません。この
リズムの周期は約24時間であることから、何か正確な概日時計を持っていてその時刻
に従って接合活性を現わしているようです。別のゾウリムシですが、性を１日の時間帯
ごとに変換しているものもいます。単細胞生物でも時計を持っているということは、細胞
の中の時計の仕組みはどのようになっているのでしょうか。ショウジョウバエやマウス
による最近の研究で、時計に関係する遺伝子が次々と見つかってきて、その遺伝子の
産物によるフィードバック機構が基本にあることがわかっています。しかし、その周期が
24時間であるということは依然として謎のままです。
最近、人間の睡眠障害や躁うつ病、肥満までもがこれら時計遺伝子の異常やリズム
の位相変異が原因であることがわかってきました。生命の誕生以来常に昼夜の繰り返し
の中で進化してきた生物の体内に組み込まれた概日時計こそ、生命機能の基本に位置
するものと考えられます。正常な身体機能を維持するには体内時計にあった日常生活を
することが一番大切であると思います。体内時計は光に同調します。
朝早く起きて太陽を浴びましょう。
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１】 7月のミクロ生物館体験教室開催日のお知らせ
7月のミクロ生物体験教室開催日は以下の通りです。
7月8日（土）、9日（日）、22日（土）、23日（日）、29日（土）、30日（日）
7月8日と9日は、12時から14時までの部と、15時から17時までの部の2回構成です
（ご希望の時間をお選びいただけます）。
22日以降は、16時から17時30分の部の1回構成となります。
また、22日以降は山口県の遊学校事業の対象となっておりますので、小・中学生の
方にはもれなく缶バッジをプレゼント致します（無くなり次第終了とさせていただきます）。
各部それぞれ4組様限定となっておりますので、お申込みはお早めにお願い致します。
詳細情報・ご予約は電話（ 0827-62-0155 ）、またはホームページ
http://shiokaze-kouen.net/micro/info/page126.html
まで。
皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。
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２】 ミクロ生物館アシスタント（パート職員）をご紹介ください
ミクロ生物館では、先月に引き続き、アシスタント（パート職員）を募集しています。
勤務内容： ミクロ生物館の運営業務全般の補助 （事務作業中心）
採用予定人数： 1名
勤務時間： 1日5〜7時間、週2〜3日程度の勤務
時給： 670円
応募条件＞
・ 年齢・性別不問
・ 継続的に勤務可能な方
・ できるだけ早く勤務を始められる方
お問い合わせ、ご応募を希望され方、またはご紹介いただける方は、ミクロ生物館
メール： micro@shiokaze-kouen.net
電話： 0827-62-0155 （代表：潮風公園受付）
までご連絡ください。
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３】 ミクロ生物クラブの先陣をきって赤潮プランクトンマップをつくる会が間もなくスタート！
前号のメールでご案内しました“ミクロ生物クラブ”。そのなかで先陣をきってスタートする
ことになりました“赤潮プランクトンマップをつくる会”ですが、おかげさまで、6月26日現在、
あと一歩で定員に達するという、開催する側としてはこの上無く嬉しい状況で7月1日の
ガイダンスを迎えることができそうです。
講師は最前線で活躍する研究者、内容も大学レベルまで学べる、質・実ともに豪華な
プログラムでお届けする“赤潮プランクトンマップをつくる会”。
若干名の空きがございますので、参加ご希望の方は今すぐご応募ください。募集締切り
は、明日27日（火）となっております。
その他、“赤潮プランクトンマップをつくる会”に関する詳しい情報は
ホームページ http://shiokaze-kouen.net/micro/info/page133.html
をご参照ください。
皆様のご参加、心よりお待ち申し上げます。
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編集後記
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西日本は梅雨の真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。梅雨と聞いて真っ先
に連想されるのは、私の場合、カビなのですが、ひとえにカビといいましても、実に
さまざまな色や形をしたものがおりまして、私達の生活に役立ってくれているものから
病気を引き起こすものまで、実に多様性に富んでいます。毎日カビを観察していると、
いろいろな種類のカビが縄張り争いをする様子が観察できて、実に興味深いですよ。
せっかくのカビ盛りだくさんシーズンですし、あなたも一度、顕微鏡で観察してみられま
せんか？ 想像以上に驚きの世界が！？
（追伸） なぜ毎日カビを観察しているのか・・・その理由は秘密です。 （末友）
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●岩国市立由宇ミクロ生物館 お問い合わせ先
住所：〒740-1431
山口県岩国市由宇町有家浦 潮風公園みなとオアシスゆう交流館内
電話：0827-62-0155 （受付時間：9:30〜17:30）
FAX：0827-62-0156 （24時間受付）
E-mail：micro@shiokaze-kouen.net
HP： http://shiokaze-kouen.net/micro
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●次号の配信日は7月26日です。お楽しみに！
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岩国市立由宇ミクロ生物館ニュースは、これからもご提供する情報やサービスを充実
させてまいります。ご期待ください。ご意見、ご感想、どしどしお待ちしております。
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発信元： 岩国市立由宇ミクロ生物館
メールマガジン担当 （文責）： 末友 靖隆
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