岩国市ミクロ生物館

愛媛大学で開催された日本生態学会第54回大会に参加してきました。
この学会は規模が大きく、なんと今回の参加者は約1800名！だそうです。
こうなると、大会を仕切るスタッフも大変です。
スタッフといっても実際は大学の教員、研究員、学生たちです。
今回は卒業生の手も借りたいとのことで、私も裏方を手伝いました。
みなさま本当にお疲れ様でした。

来年の開催地は福岡です。
再び愛媛にめぐって来るのは10年か20年先のことでしょうか。

しかし愛媛大学では、ちらりと聞いただけでも、今月末に日本植物生理学会、9月に日本微生物生態学会、来年10月には日本魚類学会が開催されるそうです。

スタッフになっ（てしまっ）たみなさま、応援してます。

（さ）

愛媛大学理学部のセミナーに参加してきました。
講師は東北大学東北アジア研究センターの鹿野秀一博士、題目は「強酸性湖沼における陸水学的特徴と単純な生態系について」でした。

鹿野先生が研究されている鳴子温泉の火山湖 “潟沼” は、pH2の強酸性湖で、しかも気温と地熱の影響による水温変化で秋冬期は湖の水が大きく循環し、湖底にたまっていた硫化水素が表層にあがって無酸素状態になるそうです。
そして、そんなすさまじい環境で見つかる限られた生物たち（ユスリカ（唯一の動物）、ケイ藻、細菌など）がどのように生きているのか、なぜ共存しているのかを環境条件や他の生物との関係から解析されていました。

この酸性湖に生息する生物の種類は限られているので、生物の種類が多くて相互作用が複雑な生態系に比べてまだ様々な関係を調べやすいのです。
興味深いお話でした。

（さ）

由宇町で年一度開催される「YOU・ゆう・フェスタ」の日がやってきました。
去年からミクロ生物館のある潮風公園が会場となっています。
地元の方々によるお店や出し物がいろいろとあって楽しいお祭りです。
前夜祭では、この時期にはめずらしく打ち上げ花火！
今年も大変な人出で一日中賑わっています。

（さ）